クロールの息継ぎは、まずは、水中にたった状態で行います。
最初に覚えることは、ストロークに合わせた息継ぎのタイミングです。
このタイミングをしっかりこなさないと、減速や疲労の原因となります。
では、息継ぎの練習方法を説明します。
水中にたって、両手を伸ばして顔を水につけてください。
まず、水中で口と鼻から少しずつ息を吐き出してください。
特に、鼻からは常に息を吐くようにしましょう。
そうしないと、鼻に水が入ってきてしまいます。
次に、手をかきながら顔を水上にあげる練習をします。
片方の手をかきおわったころに顔を横に向けます。
顔が水上にでたらすばやく息を吸って、手が新たにかきはじめるのと同時に顔を戻します。
このとき、顔と手の動きは自然に合わせてください。
顔だけ早くに戻そうとしたり、逆にゆっくりさせたりなどはしないでください。
最初は、息を吸う側の手だけを動かして練習すると良いでしょう。
上手くできるようになったら、今度は両手を動かしながら練習します。
最後は、実際に泳ぎながら練習します。
顔をあげたときに、斜め前を向いてしまっている場合があるので、コーチなどに見てもらってください。
息継ぎの説明はここまでです。
最後にもう一度繰り返しますが、手足の動きと合わせたリズミカルな息継ぎを心がけましょう。